「アホの坂田」として長きにわたり、お茶の間にお笑いを届けてきた坂田利夫さんが、2023年12月29日にお亡くなりになりました。
82歳でした。
生涯独身だったものの、多くの新喜劇仲間に愛され、最後は親友であり、坂田さんを「大先生」として慕う、間寛平さんとその奥さんに看取られて旅立ちました。
坂田さん、いままでお腹いっぱい笑わせていただきありがとうございました。
いち吉本新喜劇ファンとして、お礼を申し上げます。
さて、次に吉本新喜劇のファンとして気になるのは、吉本新喜劇のレジェンドである「アホの坂田」こと坂田利夫師匠を引き継ぐ者が現れるか！？ということです。
そこで、今回は生まれてこの方46年、大阪府在住の私が次世代の「坂田利夫」候補3名+αを厳選してお届けいたします。
最後までお付き合いください。
坂田利夫の芸歴は？
まずは、坂田利夫さんのプロフィールを紹介します。
- 本名：地神利夫（じがみ としお）
- 生年月日：1941年10月7日
- 出身地：大阪市港区
- 血液型：B型
- 身長：159cm
- 1961年、吉本新喜劇の研究生として吉本に入ります。
- 1961年、前田五郎と漫才コンビ「コメディNo.1」を結成。
- 1970年、第5回 上方漫才大賞の新人賞を受賞。
[上方漫才の上方って？：昔は日本の中心は京都にあり、その名ごりで上方と呼ばれています。] - 1971年、第1回 NHK上方漫才コンテスト最優秀話術賞を受賞。
- 1972年、第1回 上方お笑い大賞金賞受賞。
- 1972年8月、キダ・タロー作曲の「アホの坂田」が発売。
[このCDが発売されて、大阪の「サカタ性の小中学生」がイジメに遭うという悲劇が起こり、大阪の教育委員会から指摘をうけ、販売を見合わせるレコード店が現れるなど、いろいろな意味で反響が大きかったようです。] - 1979年、第14回 上方漫才大賞の大賞を受賞。
- 2009年、「コメディNo.1」を解散。
コメディNo.1で長年相方をつとめたのは「前田五郎さん」
2021年に79歳でお亡くなりになられてますが、前田さんの娘「前田真紀・まみ」姉妹が意思を引き継ぎ、吉本新喜劇で活躍されてます。 - 2015年、映画「0.5ミリ」で、第10回 大阪シネマフェスティバル 助演男優賞を受賞。
- 2023年12月29日、老衰のため82歳でこの世を去ります。
晩年は、新喜劇の出演を減らし、高齢者施設に入所。
2022年4月の吉本興業創業110年特別公演に出演の後、同年7月にYES THEATERでの「さざなみ寄席」が最後の舞台となりました。
坂田利夫を引き継ぐのはこの人たち
坂田利夫さんの芸を継ぐ者は現れるのでしょうか？
3人をピックアップしてみました。
間寛平（はざま かんぺい）
まず1人目は、坂田さんに親交が一番深く、吉本新喜劇の大スター間寛平さんでしょうか。
「ア～メマ」や「かい～の」のギャグで人気です。
ただ、芸歴も長く自身の芸が完成おり、吉本新喜劇のゼネラルマネージャーを務めている立場からしてどうでしょうか？といったところです。
玉置洋行（たまき ようこう）
2人目は、吉本新喜劇に入団8年目の若手です。（2015年吉本興業入社）
つぶらな瞳やハゲ具合などのルックス、身長も158.5cmとほぼ同じ。
そして、今後のお笑い芸人としての成長に期待を込めて選びました。
同じ吉本新喜劇の辻本茂雄さんと絡むときの「なんやクリリン！」「だれがクリリンやねん！」のネタに磨きをかけていって欲しいと思います。
島田珠代（しまだ たまよ）
3人目は、女性から選びました。
吉本新喜劇のブゲイク役担当兼、吉本坂46のメンバーです。
最近はテレビの露出も増えてきており、人気上昇中の芸人さんです。
意味不明な動きから繰り出される下ネタギャグの衝撃はすさまじく、「王道からかけ離れた覇道を突き進む芸」は見る人をくぎ付けにします。
坂田利夫には5人の弟子がいた
坂田さんは生前、弟子を取っています。
判明しているのは5人。
そのうち4名は、廃業もしくは不明です。
残ったのは1人で、「げんしじん」という芸名で活動されています。
弟子入りは1989年4月で、「月亭八方」に弟子入りを志願するも断られ、その時に坂田さんの弟子入りを進められたようで、自身のYouTubeチャンネルでその時のいきさつを語っています。
現在は、芸能事務所「げんしじん事務所」を立ち上げて、若手芸人の育成に力を注いでいます。
次の「坂田利夫」はここから生まれるかもしれませんね。
最後に
今回は、「アホの坂田」こと坂田利夫さんの後継者芸人はだれ？について調査しました。
1961年に吉本新喜劇の門をたたいた坂田さん。
それ以降、人々に笑いを届け続けてきました。
その意思を引き継いだ芸人は数多くいると思います。
その中でも、「アホの坂田の後継者はだれ！？」に注目して吉本新喜劇を楽しむのもいいのではないでしょうか。
最後の最後に。
坂田師匠！いままで笑いと感動を「あ～りが～とさ～ん！」
