1999年、俳優として活動を開始したオダギリジョーさん。
デビュー間もない2000年代初頭には出演作でタイトルを総なめにするなど、大注目を浴びた俳優さんです。
また、監督としても作品を手掛け、20年以上に渡り映画やドラマを中心に最前線で活躍されています。
そこで今回は、オダギリジョーさんのデビューから現在に至る俳優歴をまとめるとともに、監督を目指すきっかけとなった幼少期の生い立ちを調査しました。
ぜひ、最後までお付き合いください。
オダギリジョー、昔から現在俳優歴まとめ。
オダギリジョーさんの俳優歴を主な出演作とともに時系列で見ていきましょう。
1999年俳優デビュー
1999年、舞台「DREAM OF PASSION」で俳優デビューします。
2000年~2009年
2000年、「仮面ライダークウガ」で主人公・五代雄介(ごだい ゆうすけ)を演じ、テレビドラマ初主演を務めます。
オダギリさんの代表作の一つとしてこの作品を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
本人も後のインタビューでは、自分を育ててもらった作品であると語っています。
「僕はそれまで舞台の勉強をしていて、カメラを前にしてのお芝居はほぼ経験がなかったこともあり、随分と学ばせていただきました。俳優として、あの現場で育ててもらったところがありますね。一年間、役と向き合いその深みを追求できたし、作品を作る醍醐味を教わった現場でもありました」
シネマトゥデイ(2022/01/30)
「そういう意味でも、実にいいお仕事と巡り合えたと思っています」
2003年、『アカルイミライ』では映画初主演を果たし、作品もカンヌ国際映画祭に正式出品されます。
日本映画プロフェッショナル大賞で作品賞を受賞。
オダギリさんも主演男優賞を受賞する作品になりました。
2004年、映画『血と骨』では、ビートたけし演じる金俊平の息子、朴武を演じました。
この映画でのオダギリジョーさんの出演の時間はわずかでした。
ただ、ビートたけしとの過激な喧嘩シーンが話題を呼び、国内の映画賞の助演男優賞を総なめしました。
- 日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞
- 日刊スポーツ映画大賞 石原裕次郎新人賞
- 東京スポーツ映画大賞 助演男優賞
- キネマ旬報ベストテン 助演男優賞
- ブルーリボン 助演男優賞
- 毎日映画コンクール 男優助演賞
2005年、映画「オペレッタ狸御殿」ではチャン・ツィイーと共演します。
2005年、映画「メゾン・ド・ヒミコ」は、ゲイ(男性同性愛者)のための老人ホームを舞台に、ゲイである父親を許せない娘(柴咲コウ)と、そこで暮らすゲイたちの様々な生き方を描いていく物語です。
この作品でオダギリジョーさんは「ゲイの青年」を演じ、2004年の作品に続き主演での男優賞を複数獲得しました。
- ヨコハマ映画祭 主演男優賞
- キネマ旬報ベストテン 主演男優賞
- 日本映画プロフェッショナル大賞 主演男優賞
2007年、自らの脚本・監督による「さくらな人たち」を撮影。
2009年の第38回ロッテルダム国際映画祭に出品、ワールドプレミア上映されました。
2009年12月27日、女優の香椎由宇さんとの結婚を発表、2人で結婚会見を行いました。
交際のきっかけは、映画「パビリオン山椒魚」共演でした。
最初から結婚のことが根底にあったと思う。若い女優さんなのに、周りに媚びることなくカッコいいコだなと思っていた。
最初からそこ(結婚)まで考えてくれているかよく分からなかったので、嬉しかった。
翌年の2008年、2人の誕生日の2月16日に婚姻届を提出しました。
2010年~2019年
2010年9月、第1子の妊娠が報道。
2011年2月、長男が誕生しました。
2014年4月、次男が誕生。
しかし、次男は1歳の誕生日を迎えた直後の2015年4月に絞扼性イレウスで、お亡くなりになっています。
2015年、主演映画「FOUJITA」で、洋画家の藤田嗣治を演じました。
- 高崎映画祭 最優秀主演男優賞
- 第8回TAMA映画賞 最優秀男優賞
2016年8月には、三男が誕生。
2018年、主演映画「エルネスト」に出演。
この作品のために約半年間かけスペイン語とボリビアの方言を習得し、日系ボリビア人の革命家フレディ前村ウルタードを演じました。
オファー時から「やりたい気持ちがマックスだった」というオダギリ。
MOVIE WARKER PRESS(2017/09/14)
その理由は「想像もできないような困難の道だと思ったから」だそう。
「20年も芝居をやっていると甘えや慣れがつきまとう。そういうものを排除して、真剣に取り組まないと乗り越えられないハードルが見えた。初心に戻してもらう意味でも、必ず乗り越えようと思って“やりたいです”と答えた」
このように語るオダギリジョーさん、この作品には並々ならぬ思いで挑んだようです!
2019年、オリジナル脚本による初の長編映画監督作品「ある船頭の話」が、第76回ベネチア国際映画祭のベニス・デイズ部門に選出されました。
- 第56回アンタルヤ映画祭(トルコ)国際コンペティション部門最優秀作品賞
- 第34回高崎映画祭ホリゾント賞。
2020年~現在
2021年9月、NHKドラマ「オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ」で、連続ドラマの脚本・演出・出演・編集を担当。
(2022年にはシリーズ2も放送されました。)
オダギリジョーさんが犬の着ぐるみを着て演じるオリバーは、ぐうたらで口が悪く品のない性格。
普通のシェパード犬だが主人公と視聴者にだけ犬の着ぐるみ姿のおじさんに見える設定のお話です。
「皆さん。思ったでしょ? 『これ、NHKで大丈夫なの?』って。僕も思ったんですよ! 今のNHK、ちょっとヤバいですよ…(笑)」
映画ナタリー(2021/09/17)
このようなコメントを出したオダギリさん。
確かにヤバめのビジュアルですよね(笑)
- 東京ドラマアウォード、単発ドラマ部門作品賞のグランプリを受賞
2021年11月、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で、朝ドラに初出演。
- 東京ドラマアウォード2022 助演男優賞
出演映画やドラマ、監督作品の一部を紹介させていただきました。
- 映画60作品以上(主演20作品以上)
- ドラマ50作品以上(主演10作品以上)
- ドキュメンタリー番組20本以上
- CM50本以上
その他、バラエティー番組や舞台
- 2003年、「バナナの皮」
- 2007年、「帰ってきた時効警察 第八話」
- 2009年、「さくらな人たち」
- 2019年、ある船頭の話
- 2021年、オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ
- 2022年、オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ(シーズン2)
オダギリジョーさんは俳優として映画監督としてますます活躍されるでしょう!
オダギリジョーは幼少期から映画監督に憧れを抱いていた!
オダギリジョーさんは幼少期、母子家庭で育ちました。
お母さんが仕事に出かけるときはいつも映画館に預けられていたそうです。
幼少期から映画に触れることが日常で、自然だったのでしょうね。
このようにして映画を見ているうちに、オダギリさんのなかで「映画を作りたい!」という感情が芽生えます。
こうして高校卒業してすぐに単身渡米。
映画制作のためにアメリカの大学に入学しました。
現在では、俳優だけでなく監督としても国際的に評価されるオダギリさん。
幼少期の生い立ちが大きな要因となっているようですね。
まとめ
今回は、オダギリジョーさんの俳優歴をデビューから現在まで調査しました。
1999年にデビュー。
その後、映画やドラマ、舞台やCMなど数々の作品に出演。
幼少期からの憧れだった映画監督も務めます。
これからも俳優として監督として活躍に期待が持てますね。