【企業分析】おいしいを未来へつなぐ!「(株)ヨシムラ・フード・ホールディングス」(2884)

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業界唯一!独自のシステムを構築し、食品業界の中小企業とともに日本各地の食文化を日本全国、そして世界へ発信する企業を調査しました。

業績も好調!やる気も十分!食品業界全体の親分のような印象で、大変面白い会社です。

また、北海道を中心として新規のプロジェクトが立ち上がり、こちらの今後の展開にも目が離せない状況になっています。

目次

業績好調!
ビジネスモデルは知識の蓄積期から成長期へシフトチェンジ!

《年度別業績推移》

創業からM&Aの実績を積み重ね、ノウハウを蓄積。
規模の大きなM&A案件が増加。今後はM&Aの拡大フェーズに入ったことが、業績推移からもうかがえる。

《四半期業績推移》

四半期推移を見ても、2024年度は昨年度までと比べて売上・利益の伸びが大きく変化。
成長拡大へシフトチェンジしている。

参考:㈱ヨシムラ・フード・ホールディングス 2024年2月期 第2四半期決算説明資料

財務状況

将来投資やM&Aにより投資が多めだが、剰余金の内部留保金は年々増加。
まだまだ、事業拡大時期で設備投資や成長投資が旺盛な印象。

有利子負債倍率も高い数字ではなく、無理のない範囲で成長投資している。

キャッシュ・フロについて

会社概要(2023年5月)

⚪︎ 設立:2008年3月

⚪︎ 上場:2016年3月(東証P)

⚪︎ 資本金:1,119百万円

⚪︎ ROE:8.9%

⚪︎ 従業員数:連結828名 単体26名(44.1歳)

⚪︎ 平均年収:793万円

事業内容

⚪︎ 食品会社グループの持株会社。(国内外31社)

⚪︎「中小企業支援プラットフォーム」という独自のシステムを構築し、グループ内で共有化することで各子会社の「強み」を伸ばし、「弱み」を補い合う仕組みを確立する。

⚪︎ 日本国内の食品業界の中小企業は高齢化による後継者不足が深刻な問題になっている。中には高い技術力や独自の商品群を扱っている企業も多く、そのような企業の受け皿となり、共に成長を目指す

《 中小企業支援プラットフォームとは 》

中小企業が本来持っている「強み」を伸ばし、「弱み」を補い合うことを目的とするシステムのこと。

各子会社が単独で行ってきた業務(セールスマーケティング、商品開発、生産管理、購買物流、品質管理、経営管理など)を会社の壁を越えて横断的に統括し、有機的に結びつける機能を持つ。

また、機能別に子会社を横断的に支援するため、各子会社が持つ販路、生産管理手法、商品開発ノウハウなどを共有し、子会社各社での相互活用や、経営管理の効率化グループの信用力を活用した資金調達によりグループ全体での成長を実現する。

参考:㈱ヨシムラ・フード・ホールディングス 2024年2月期 第1四半期決算説明資料

各セグメントについて

1.製造事業セグメント

それぞれの会社が独自の商品を開発、製造する。

⚪︎ 国内企業
主に卸売業者を通じて全国のスーパーマーケット、コンビニエンスストア、同ラッグストアなどへ販売。

⚪︎ 海外企業
主にシンガポールおよびマレーシアのホテル、飲食店、スパーマーケット等へ販売。

2.販売事業セグメント

販売力と企画力を強みとする企業。

⚪︎ 国内企業
主に産業給食事業者、生活協同組合等へ販売。

⚪︎ 海外企業
主にスーパーマーケット、ホテル、飲食店へ販売。

3.その他事業セグメント

上記の 1.と 2.のセグメントに含まれないセグメントで、不動産賃貸や管理事業、マーケティング事業等を行っている。

国内事業

新たにグループに加わった6社が売り上げに大きく寄与したことで増収・増益となった。

また、原材料高騰にともない価格改正により転嫁を行った効果や不採算取引の停止、生産品目の削減を行ったこと。また、競争環境の変化により増収・増益となった。

海外事業

シンガポール、マレーシアともに新型コロナウイルスの影響が減少したことで観光客数が回復し、ホテルや飲食店の売上増により増収・増益となった。

経営計画

ミッション》地域の「おいしい」を守り、育て、世界へ

日本の
「おいしい」を見つける目利き力
「おいしい」をまもる事業基盤
「おいしい」を育てる支援機能
「おいしい」を世界へ届ける販売網
を構築し、世界の食文化と多様性、地域社会の活性化を推進するグローバルプロデューサーを目指す。

今後の取り組み

1.M&Aによるグループ企業の増加
今後も後継者問題を抱える優良な中小企業をグループ企業とし、「中小企業支援プラットフォーム」を活用。グループシナジーを活用することで、個社だけでなくグループ全体でさらなる成長をめざす。

2.プラットフォームの強化
「強み」を伸ばし、「弱み」を補い合う、中小企業支援プラットフォームを今後も積極的に活用することで、ノウハウの獲得、蓄積を促し、一層の強化を図る。

3.海外市場への展開
少子高齢化により細りゆく日本マーケット。
一方でアジアを中心とした海外市場は、安全安心な日本の食品への需要が高まる傾向。
引き続きシンガポールを中心として、海外販売の強化、海外販路の構築、M&Aによる規模の拡大で海外事業の成長を推進する。

新プロジェクト

新たに北海道ホールディングス(仮称)を設立し、北海道の水産企業等のグループ化を推進。
行く行くはIPO(新規上場)を目指す。

参考:㈱ヨシムラ・フード・ホールディングス 2024年2月期 第2四半期決算説明資料

北海道企業のみで構成する持分会社を設立。
ヨシムラ・フード・ホールディングスの中核企業とし、IPO(新規上場)を目指すというものです。

自社の強み

⚪︎ M&Aの持ち込み案件数の多さと実績。そしてノウハウがある。(社長も自信あり!)

⚪︎取り扱い商品点数が多いので、幅広い年齢層が顧客となる。

⚪︎ 同じ業態の他社が存在しない。

自社の弱み

⚪︎ 取り扱い商品が食品に偏っており、先の新型コロナウイルスのパンデミックなどの事例のように業界全体の不況が業績に及ぼす影響が大きくなる。

⚪︎ そもそも競争の激しい業界である。

⚪︎ 為替の影響を受ける。(円安に弱い)

⚪︎ 日本食を取り扱っている。(世界的に人気が高い)

事業拡大の機会

⚪︎ アジアをはじめ、新興国市場の急拡大。

⚪︎ 安全・安心、低カロリーでヘルシーな日本食ブーム。

⚪︎ コロナウイルス感染症からの世界的な回復。

⚪︎ 日本国内のインバウンド需要。

事業拡大の脅威

⚪︎ 日本国内の少子高齢化は今後さらに進み、消費者年齢は毎年下がり続ける。

⚪︎ 新たな感染症の流行。

⚪︎ SNSによる風評被害や、食中毒による売上悪化とグループ全体のイメージダウン。

⚪︎ 地球温暖化による海水温上昇により、今後、漁場が変化、移動し、不漁になる。

⚪︎ 海外の魚介類の消費量が多くなり、他社との競争が激化する。(魚介類の取り合いになる)

今後の事業展開のシナリオとは?

《ポジティブシナリオ》

今後も自信のあるM&Aで高い技術力、ニッチで独自性のある商品を持つ全国各地の中小企業をグループ化。
まずは、北海道の企業でグループ企業体を作り、持分会社を上場。
さらに「中小企業支援プラットフォーム」に磨きをかけ、グループ化した企業とともに成長を果たし、全国展開する。

培ったM&Aのノウハウを持って海外進出。海外各国の優良中小企業をグループ化し、海外の良い品を日本へ輸入、日本の良い品を世界各国へ輸出。世界各地の食の橋渡し的な企業になる。

《ネガティブシナリオ》

長引く円安や原材料高の影響で、日本国民の購買意欲がますます低下。
価格転嫁を進めることができず、グループ企業全体の利益率を押し下げ、経営に体力のないグループ企業から次々に経営難へ陥っていく。

深刻化する地球温暖化の影響で、日本近海の海水温が上昇。
生産拡大進行中のホタテの養殖事業や、漁獲量が悪化し、M&Aによりグループ化した企業の「のれん」計上分に損失が発生し、多額の減損処理が発生。
特別損失となり、財務状況が悪化。
好業績から一転、債務超過へ陥る。

今回の調査まとめ

当社が掲げるミッションとして、「いつまでも、この”おいしい”を楽しめる社会へ」を掲げ、世界中の人々が高品質の”おいしい”を自由に選択し、楽しめる社会を目指しています。

先はまだまだ長くなりそうですが、実現を目指し一歩一歩前進している企業です。

株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスとともに、その実現へ一緒に歩むことができたらと思い、当社を調査しました。

画像引用:㈱ヨシムラ・フード・ホールディングス ホームページ


調査は続行中。随時アップしていきます。

参考資料:㈱ヨシムラ・フード・ホールディングス ホームページ

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