【台風これからどうなる】2024年以降は大型&少数精鋭型に!?備えが肝心!

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台風が日本に上陸または接近する度に、テレビで被害状況の深刻さを報道するニュース番組を目にします。

一昔前に比べて、台風による被害が年々大きくなってきているとは思いませんか?

その原因は「地球温暖化」であると気象研究の結果で分かっています。

今回は、台風のメカニズムを踏まえ2024年以降予想される未来型台風はどうなるのか!?を調査。
また、台風への備えもまとめました。

ぜひ、最後までお付き合いください。

目次

台風発生場所は熱帯地方:どのようにして生まれるのか?

台風の発生メカニズム

気象条件にもよりますが、海水温が高ければ高いほど、高い地域が広いほど台風のエネルギーは大きくなります。

STEP
水蒸気の発生

赤道付近では海水温が高く、あたためられた海水が蒸発し水蒸気となります。

STEP
上昇気流が生まれる

温かく湿った空気は周りより軽く、上昇します。
上昇することで更に温められ上昇気流を発生させます。

STEP
水蒸気が雲になる

上空で水蒸気が冷やされ、になります。

STEP
激しい上昇気流で積乱雲になる

上昇気流が強いと上空で急激に冷やされた水蒸気が水や氷の粒になりやがて積乱雲になります。

STEP
STEP❶~STEP❺を繰り返しやがて台風へ

海面温度が高い熱帯地方の海上では上昇気流が発生しやすく、次々と積乱雲が発生。
集まった積乱雲がしだいに渦を巻くようになり中心の気圧が低下。
更に発達し熱帯低気圧になり、風速が17 m/sを超えると台風と呼ばれるようになります。

2024年以降も大型化し、少数精鋭型になる台風!

将来、地球温暖化により海水温が上昇したらどうなるのでしょうか?

海水温が2度上昇すると台風はどうなる?

近年の研究結果によると、

  • 発生率⇒14%減少
  • 平均降水量⇒12%増加
  • 強風域の範囲⇒11%拡大

上記の研究結果では、海水温2度上昇で台風の発生数は減るものの、より巨大化した台風が発生する確率が上がるということが分かります。

また、地球全体の平均気温が1度上昇するだけで大気中の水蒸気量が増え、洪水の被害が2倍になるとの研究結果もあります。

このまま地球温暖化が進むと、台風が上陸すると必ず被害が出るという未来が待っているのかもしれません。

台風への備え:今まで以上に大切になる!

毎年、必ずと言えるほど日本に上陸する台風。

今後は、大型化と少数精鋭型になる台風から命を守るため、今まで以上に台風への備えが重要になっていくと思われます。

普段からの備え

台風だけではなく地震などの災害に備えておく必要があります。

  • 飲料水や食料品
    ⇒最低3日分できるようなら1週間分×家族の人数分。
  • 貴重品
    ⇒停電ではATMが使えなくなります。現金を用意し小銭も用意しておきます。
  • 懐中電灯、携帯ラジオ、充電器、乾電池
    ⇒定期的にチェックし、充電器は手回し式など常に発電できるものを用意しておきます。
  • ヘルメット、マスク、軍手
    ⇒家族分用意します。
  • 救急用品
    ⇒負傷した時のため包帯や絆創膏を用意。消毒液は使用期限をチェックし、古いものは交換しておきます。
    ⇒常備薬がある人は数日分の用意も必要です。
  • 衣類、下着、タオル、毛布、雨具
    ⇒動きやすい衣類を用意し、季節によっては防寒着の用意も必要です。
    ⇒着替えた後の下着や濡れた雨具を入れるための「ポリ袋」も用意しておきます。
  • 洗面用品、ウェットティッシュ、携帯トイレ
    ⇒歯ブラシなどの生活用品を用意。携帯トイレも用意しておきます。
    ⇒女性の場合は生理用品。乳児がいる場合は粉ミルクも必要になります。
  • 避難場所、避難経路の確認
    ⇒お住いの地域の防災マップなどで避難場所や経路を家族で共有。
    ⇒携帯電話がつながらない場合でも、どこに行けば家族に会えるかも共有しておきます。
  • その他、必要最低限と思われるもの
    ⇒個人で必要なものをリスト化し、必要最低限で用意しておきます。

上記を緊急時に持ち出せるよう、玄関などの出口付近に常備しておくようにしてください。

接近が予想される場合の備え

台風の接近が予想される場合は、以下の備えが必要になります。

強風への備え

ベランダの物干し竿や物干しハンガー、植木鉢や強風で飛ばられそうな物は家の中に取り入れるか飛ばされないように強固に固定しておきます。

窓シャッターがある場合は締めておき、窓には鍵をかけてカーテンも閉めておきます。

窓ガラスには養生テープや飛散防止フィルムなどを貼り、窓ガラスが割れた場合の飛散を防ぎましょう。

断水、停電への備え

携帯電話やモバイルバッテリーの充電。

懐中電灯の用意やチェック。

断水に備えて生活用水用に湯船に水を貼っておきます。

また、冷凍庫で保冷剤を凍らせておくと停電時の食料の保冷や熱中症対策に便利です。

台風に関する豆知識

日本は台風、北大西洋や北太平洋東部ではハリケーン、北大西洋はタイフーン、ベンガル湾や北インド洋ではサイクロンと呼ばれています。

ちなみに、
台風は日本独自で基準化されており、最大風速が17.2m/s以上のもの
タイフーン・ハリケーン・サイクロンは国際基準で最大風速が32.7m/sのもの
となっています。

「アメリカのフロリダに上陸したハリケーンが最悪の被害を出した!」なんてニュースをテレビで見て甚大すぎる被害にビックリするのも、基準の違いから納得できます。

台風の上陸について「台風の中心が北海道や本州・四国・九州のいずれかの海岸に到達した時点」としており、沖縄や離島は含まれていないのです。

毎回のように台風の進路になっている沖縄ですが、上陸回数は「ゼロ」なんです。

通過としてカウントされ、通過後に北海道・本州・四国・九州に上陸しなければ、日本に上陸した台風とはカウントされません。

沖縄本島と呼ばれているように、沖縄は「島」と定義されているようですね。

・その他に、大きさでは、台風の半径550km以上から800km未満の強風域が「大型」。
800km以上が「超大型」。

強さは、最大風速が、
33m/s以上44m/s未満が「強い
44m/s以上54m/s未満が「非常に強い
54m/s以上が「猛烈な
となっています。

台風の定義もいろいろな決まり事がありますね。

台風まとめ

今回は台風の誕生やメカニズム、未来の台風などについて調査しました。

歴代台風で一番被害を出したのは、1959年(昭和34年)に和歌山県に上陸した伊勢湾台風で、死者行方不明者5098名を出しました。

その後、各自治体による対策や整備、日々の研究により被害は劇的に少なくなったといえるでしょう。

ですが、今なお台風により大切な人命は失われ、大切な家屋の被害がなくなることはありません。

備えあえば憂いなしとも言います。

常日頃から防災グッズや避難場所などをチェックし、台風が発生した場合は「まだ遠いから大丈夫。いつも大したことないから大丈夫。」と思わず、「来た時」に備えて準備を整えておくことが必要です。

今回の調査で自分の認識の甘さを感じました。
台風が来る前に、まずは避難用品の見直しから始めようと思います。

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