【企業分析】近未来の鍵を変革する「株式会社 Photosynth[フォトシンス]」(4379)

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スマートフォンで鍵を開ける!?

大昔から建物の錠は物理的な鍵で開ける。これが常識であり当たり前になっている世の中で、スマートロックによるキーレス化はどれほど普及するのか?

ただし、市場規模はほぼ無限大!扉の数だけ販路がある。

未来の新たなモノづくりに取り組む、面白い企業を見つけたので調査しました。

目次

業績:まだまだ赤字!早期の黒字化を目指す!

4半期ごとの赤字幅は縮小傾向にあり、2023年度中の単月黒字化
および、2024年度は通期で黒字化を目指す。
※利益は赤字なので進捗率は低い方が好業績ということになります。

会社概要(2023年6月)

⚪︎ 設立:2014年9月
⚪︎ 上場:2021年11月 東証G
⚪︎ 資本金:4,900万円
⚪︎ 自己資本比率:56.7%
⚪︎ ROE:▲24.4%
⚪︎ 従業員数:164名(平均34.2歳)
⚪︎ 平均年収:626万円

事業内容

⚪︎ 入退室管理システム会社。

⚪︎ 入退室管理システム「Akerun」をクラウドで運用。
スマートロック、ICカード、アプリなどで扉やゲートのロックを開錠。

⚪︎ 物理的な錠を使わない、キーレス社会の実現を目指す。

《Akerun事業》

⚪︎ 法人向け個人向けに展開する。
サブスクリクションによるレンタルサービスを運用し、年単位で課金。

⚪︎ 開錠機能だけでなく、入退室管理や勤怠管理も同時に行うことができる。

⚪︎ 2021年1月には、鍵・錠前メーカー大手の美和ロック㈱と合弁会社「MIWA Akerun Technologies」を設立。スマートロックの共同開発に乗り出す。

⚪︎ 2023年6月末時点で、5179社と契約。今後さらに契約数を伸ばす自信を見せる。

画像引用:Photosynth有価証券報告書

従来型では通過する扉やゲートの数だけ物理的な鍵や開錠ツールを持ち歩く必要があり、
N:Nの関係になっている。
Akerun事業では物理的な鍵による制約をなくし、1つのICカードや個人を特定できるIDであらゆる扉やゲートにアクセスできるN:1の関係を構築できる世界を目指している。

経営計画

⚪︎ 顧客の事業規模を問わず、新規開拓を行う。

⚪︎ 既存ユーザーの関係性強化。

⚪︎ 外部パートナーと連携して、勤怠管理や会社管理などのシステムとのAPIを通じたサービス強化に注力

⚪︎ 住宅分野は美和ロックと連携して全国展開を目指す。

⚪︎ 早期黒字化!

自社の強み

⚪︎ 市場規模の大きさ。扉の数だけ拡大余地あり。

⚪︎ 業界での実績が高い。

⚪︎ 他社と比べて、高性能のハードウェアとソフトウェアの開発ができる。

⚪︎ 無線通信の堅牢性と安全性には自信がある。

自社の弱み

⚪︎ まだまだスマートロックの認知度が低い。(現物鍵の優位性が高い)

⚪︎ 他社と比べて高価格。

⚪︎ 先行投資型の事業モデル。

⚪︎ 9期連続赤字。

⚪︎ 特定の事業に依存している。(サブスク90%、その他10%)

事業拡大の機会

⚪︎ 2024年問題:勤務時間の管理強化対策サービスの需要増。

⚪︎ 個人情報管理対策の厳格化のよるサービスの需要増。

⚪︎ レンタルオフィスや貸し会議室などの空間利用の進化による需要増。

⚪︎ セキュリティ強化対策による需要増。

⚪︎ 新興国の近代化(海外展開)。

事業拡大の脅威

⚪︎ ハッキング被害や不正アクセス被害。

⚪︎ 競合他社の台頭による格安化。

⚪︎ スマートロックの次を行く技術革新が起こる。

⚪︎ システムトラブルにより、大規模な使用不能状態が起こる。

今後の事業展開シナリオとは?

《ポジティブシナリオ》
オフィス向け法人客のサブスクリプション契約数と賃貸住宅を中心に住宅向け契約も着実に増加。2023年度中の月間黒字と2024年度の通期黒字化の目標を達成する。
さらに医療機関や公共施設などでも採用され認知度とともに採用数を大幅に伸ばしていく。

また、近年の住宅IOT化によりスマートロックと家電などがネット上でつながり、(たとえば施錠時にエアコンやテレビなどの電源がOFFとなり消し忘れ防止機能が一体となる。もしくは玄関施錠で全ての窓や勝手口が施錠されるなど)スマートロックを通して、人と機器が連携できる社会の実現していく。

さらに技術を蓄積し、世界進出を果たし、世界中にAkerunの商品名が知れわたる。

《ネガティブシナリオ》
物理的カギ派の人々の、スマートロックに対するセキュリティ面での不安を払拭できず、契約数は頭打ちするなか、不正アクセス事件が起き、信用は地に落ちる。

万年赤字経営から抜け出せず、美和ロックとの共同開発関係も解消。合弁会社「MIWA Akerun Technologies」も解散となり、経営が傾いていく。

競合他社が新たな技術を使った錠を開発。顧客離れが加速し、経営が立ち行かなくなる。

参考資料:株式会社Photosynthホームページ

調査中!近日アップします。

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